保健師の給与相場は意外と知られていないのが実情です。
平均的な給与相場はいくらなのか、また行政保健師や産業保健師など就業先によって違いはあるのでしょうか。
民間企業で働く保健師は行政と違い、給与ベースは一定ではなく、就職する企業により給与は様々です。
産業保健未経験者の場合、給与は年収350万~420万程度、産業保健経験者になると年収450万~600万程度となります。
求められるポジションが保健師を統括するマネージメントクラスになると年収700万円前後になる募集もございます。
ただ、企業によって賞与額の割合や賞与なしの年俸12分割など、制度も様々なため、それにより月額給与の金額も異なってきます。
また、当社で募集している求人の給与相場は過去3年で上がってきておりますので、
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行政で働く保健師は、国家公務員又は地方公務員として勤務します。給与についても通常の公務員に準じた金額となり、
大学、短大や専門など学歴による分類で給与が決まり、勤務年数が長くなればなるほど給与も上昇します。
勤務数年は年収360万~420万程度、その後5年以上継続して勤務すると年収450万~500万程度になります。
なお、専門職として認められているため、一般の職員に比べると給与ベースは高く、
勤務時間外に救急業務に従事したときには特殊勤務手当も支給されます。
勤務先によっては夜間や土日の救急対応を要する事もあり、産業保健や学校保健に比べると時間的拘束が長くなる事もありますが、
給与額に極端な違いはありません。但し、公務員として勤務するため、民間企業で働く産業保健に比べると雇用の定着、
安定的な昇給は魅力の1つです。
例1)月給賞与制の場合
・月額給与(12ヶ月)+賞与・年2回/4ヶ月の場合
⇒月額給与は27万(432万÷16ヶ月)+賞与54万(年2回)
例2)年俸制の場合
・年俸(12分割)の場合
⇒月額給与は36万(432万÷12ヶ月) *賞与なし
また民間企業は就業先によって福利厚生面も大きく変わってきます。
例えば産前産後・育児休暇の期間の違いや復帰後の時短勤務、家族手当や住宅手当なども企業によって様々です。
大手企業では社員食堂の有無や、スポーツジムや遊園地などレクリエーション施設の優待など
単純な年収額だけでは図れない魅力的な点もあります。
昇給についても様々なパターンがありますが、最近では一定の期間毎に目標設定を行い、
その結果を基に適正な評価が行われ昇給が図られる事も多くなっています。
例えば定期健康診断の受診率の向上や健康相談の対応件数、休職者の減少など、指標は一定ではありませんが、
「経年的に健康で生産性の高い組織をつくりあげていく事」が昇給額についても大きな影響があります。
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