近年、「口腔衛生」への注目が高まっているのをご存知でしょうか?
歯の健康は全身の健康へ影響を及ぼすだけでなく、仕事のパフォーマンスにも直結しています。
また、「国民皆歯科健診」の検討や歯の医療費は国民医療費の占める割合が高いことなど
『健康経営』という観点からもますます注目度が高まっております。
口腔トラブルには虫歯だけでなく
歯周病や歯並び、顎関節症、口臭など様々なものがあげられます。
特に歯周病は増加傾向にあると言われていますが
様々な全身疾患と関連していることが報告されており
国内でも患者数の多い糖尿病と歯周病は双方向的な関連があると言われています。
(参照:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-01-006.html)
その他、日本人の死亡原因のうち
生活習慣病による死亡は全体の半数以上を占めていますが
原因となる食生活や喫煙などの生活習慣は口腔衛生という側面においても重要な要素となっています。
このように、歯の健康は全身の健康と密接に結びついているため
その注目度は年々高まっております。
「国民皆歯科健診」という言葉、聞いたことはありますか?
2022年、政府の発表した「骨太の方針」に「国民皆歯科健診」導入の検討が盛り込まれ
大きな話題を呼びました。
国民皆歯科健診とは、すべての国民に定期的な歯科検診を義務付けるものであり
前述の通り、歯周病などの罹患率は高まっている一方で、歯科健診の受診率は低く
職域を含めた歯科健診の充実の必要性が指摘されております。
(参考:https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/001252538.pdf)
歯科健診の義務化が行われた場合、各企業は健康診断と同じように
従業員の歯科健診についても対応を進めていかなければならないかもしれません。
個人の問題ではなく、企業側としても対応を求められる可能性があります。
皆さんは口腔衛生について、正しい知識を持っていますでしょうか。
上記のような企業での対応が求められるようになれば
人事・健康管理担当者の方々はもちろん、産業看護職の皆様も
正しい知識と従業員への啓蒙活動は必須になります。
昨今、様々なセミナーが開催されておりますが
プライマリー・アシストでも歯の健康に関するセミナーの開催が決定いたしましたので
情報収集の機会としてご活用ください。
『歯の健康が身体におよぼす影響について~産業看護職に知ってほしい歯科の知識~』
開催日時:2025年2月22日(土) 10:00~11;30
方式 :オンライン講座(Zoom)
費用 :無料(当社にご登録いただいている方)
未登録の方は2,000円(税込み)かかります。一度お問い合わせください。
講師 :岩崎 圭祐先生
歯科医師・日本大学歯学部兼任講師・スポーツ協会公認スポーツデンティスト
内容 :1)口腔衛生の基礎知識
2)歯周病と全身疾患
3)歯の本数と食生活
4)医療経済から見る歯科治療
5)プレゼンティーイズムと歯科疾患
6)予防にはセルフケアとかかりつけ医が必要
*内容は一部変更となり場合があります。
詳細及びお申し込みはこちらをご確認ください。