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臨床看護職における勤務間インターバル制度の意義
勤務間インターバル制度とは
勤務間インターバル制度
とは勤務終了後に一定以上の
「休息時間」
を設けることで、
働く方の生活時間
や
睡眠時間
を確保するための制度です。
深刻化する過重労働問題の中、「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律」(平成30年7月6日公布)により「勤務間インターバル制度」導入が
企業の努力義務
となり、政府は2020年までに、
「勤務間インターバル制度を知らなかった企業割合」
を
20%未満
とし、同年までに当制度を
「導入している企業割合」
を
10%以上
とするという具体的な数値目標を設定しています。
しかし、実際に勤務間インターバル制度を
導入している企業
は
1.8%
であり、
導入予定はなく、検討もしていない企業
が
89.1%
となっています。
導入予定はなく、検討もしていない企業のうち、導入が進んでいない理由を見てみると、「超過勤務の機会が少なく、導入の必要性がないから」と回答した企業を除くと、
「当該制度を知らなかったため」
と回答した企業が最も多くなっています。勤務間インターバル制度の普及がもっと必要なのです。
医療業界への導入はまだ少ない
医療業界は他の業界に比べ、まだまだ勤務間インターバル制度導入割合が低い状況です。さらに「公益社団法人 日本看護協会」の調べによると、勤務間インターバル制度を導入していても、実際は
時間外勤務等によって、十分なインターバル時間の確保ができていない
ことも多く、疲労回復が不十分なまま次の勤務に入っている状況が示唆されています。
また、同調査報告によると、海外の看護師への調査では、勤務を終え、
次の勤務までの「インターバル時間」
が
11時間未満
であると体調を崩しやすく
病欠者
が増え、「インターバル時間」が短いほど
「針刺し事故」
が多発していることが明らかになりました。
このような問題があるため、単に勤務間インターバル制度を行うだけでは現場の課題解決にはならず、しっかりとインターバル時間を確保できる勤務シフトを作成する必要があります。
これは、医療業界に限らず、他業界においても検討すべき課題です。制度を導入するだけでなく、きちんと各従業員が実際にインターバルを確保できているのか「追跡確認」が必要です。
(参考資料)
・日本看護協会・労働安全衛生総合研究所
「看護職にとってなぜ勤務間インターバル確保が必要か」看護職の夜勤負担に関する調査研究報告会
交代制勤務看護師の勤務間インターバルと疲労回復に関する研究
https://www.nurse.or.jp/nursing/shuroanzen/yakinkotai/chosa/pdf/reference_material03.pdf
・公益社団法人 日本看護協会 :看護職の働き方改革の推進
https://www.nurse.or.jp/nursing/shuroanzen/yakinkotai/chosa/research2017.html#research02
・厚生労働省:「勤務間インターバル制度普及促進のための有識者検討会」報告書
https://www.mhlw.go.jp/content/11201250/000462016.pdf
・厚生労働省:平成30年就労条件総合調査
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/18/index.html