保健師のお仕事では、日常的にパソコンを活用しておこなうものが多いので
保健師のお仕事のためのパソコンスキル向上①もあわせてご参照ください。
ここでは、パソコンの使用方法と練習方法などをご紹介します。
パソコンを使って仕事をするのには避けて通れないのが、タイピング(=文字を打つこと)です。
保健師の仕事でも、資料作成やメールなど多くの事務作業をパソコンでおこないます。
まず、パソコンのタイピングは「あ」「い」などのひらがな打ちではなく「a」「i」のようにローマ字打ちをします。
ローマ字打ちに慣れていない人は、キーボードの指の置き位置から学ぶことのできるタイピング練習サイトが
いくつもインターネット上にありますので、パソコンを用意して練習してみましょう。
自宅にパソコンがない場合には、インターネットカフェを利用してみるのも一案です。
または、時間に余裕があればパソコン教室に通うのも良いでしょう。
パソコン教室ではタイピングだけではなく、個人のスキルに合わせて
文書の作り方や表・グラフの作成なども習うことができます。
いずれも保健師の仕事で使う頻度の高いものですので、基礎的なものを
まとめて習得できるようなカリキュラムを組んで通うのがお勧めです。
タイピングは、1分間に100文字程度は打てるスピードが最低限欲しいところです。
このスピードを計測するサイトもインターネット上にありますので、一度試してみてください。
また、キーボードを見ずに打つ「タッチタイピング(ブラインドタッチ)」ができることが望ましいでしょう。
パソコンによって若干のキーボードの違いはありますが、タッチタイピングができる程度まで練習していれば
すぐに職場のキーボードにも馴染むことができるでしょう。
企業で働いてみると、保健師の仕事でも意外と社内外向けの案内文などの作成に携わることが多いものです。
ビジネス文書の雛形については、一般的なものを事前にインターネットなどで確認しておくと良いでしょう。
また、色々なフォントや文字の大きさ・色などの加工ができますので、日常生活の中でもらった
ビラやチラシなどの中にWordで作ることができそうなものがあれば、それを真似て作る練習を
するのも手軽にできる事前準備ですね。
保健師の仕事で必ず発生するのが、健康診断結果の取りまとめです。
健診結果管理専用のソフトを入れている会社も多いですが、中小規模の企業や事業所の場合などには
Excelで管理をしているという場合も多くあります。
氏名や部署、そして健診項目の入ったフォーマットを作成し、そこに健診結果の数値などを入れていきます。
さらには、会社全体や部署ごとに集計や報告をしたりする際には、グラフの機能を活用することがあります。
一口にグラフと言っても、円グラフ・棒グラフ・折れ線グラフなど多くの種類があり、目的に応じて使い分けます。
例えば、割合を表したい場合には円グラフ、推移や変動・複数項目の比較などを表したい場合には
棒グラフや折れ線グラフを用いることが一般的です。
その他にも、分布を表す散布図なども活用の機会があるかもしれません。
表やグラフの作成は、保健師の求人へ応募する際にも書類提出や面接で確認されるパソコンスキルのひとつです。
初心者向けのテキストなどで、事前に練習をして使い慣れておくと良いでしょう。
Wordでのテキスト入力、Excelでのグラフや図の作成を総合的に活用して資料を作る場合にはPowerPointを使うことが多いです。
保健師の仕事の中では、健康イベントなどの社内案内や、新しく健康管理の取り組みを始める際の説明資料
健康診断結果分析の結果報告などでの活用が想定されます。
レイアウト調整など細かな点が使いやすく、1ページごとに見やすく作成できるのが特徴です。
さまざまな装飾もしやすいので、内容や自分の好みに合わせたデザインをすることが可能です。
使い慣れると資料も作りやすく、相手にも伝えやすいものが作れますので、WordとExcelが
一通り使えるようになったら、ぜひチャレンジしてどんどん活用していきましょう。
Microsoft Officeのテキストには、それぞれのソフトの基礎を網羅しているものもありますので
日常的に使用していないかたは、基本的な操作の予行演習(または復習)しておくことをお勧めします。